友人たちと岡山県笠岡市にある北木島に行って来ました。(珍しくさーちゃんとではない)
友人の母方の祖父の土地が北木島にあるので1年に1回バカンスみたいな感じで16歳くらいの時から毎年行ってます。
岡山県のアイドルを推し始めた時「岡山か〜行ったことないな〜」って思ってたけど全然毎年行ってた。
ちなみに今回のブログには一切アイドルは出てきません。
この島には何があるかと言うと基本的には何もないです。魚が美味しいくらいです。
何も無い。コンビニもない。おばあちゃんがやってる小さい売店が一つだけある。
人が居なさすぎて法も規則もありません。治外法権です。地元のおっちゃん達はノーヘルでバイクに乗ってます。
数年前ポケモンGOが流行ってる時にこの島でアプリ開いたら
何もいませんでした。
でもパンフレット見たら意外と行くところが……あるっちゃある。
この島最大の売りは千鳥大悟の実家があることです。
人の家の場所をパンフレットに載せるなよ(普通にご両親が住んでいます)
自分も大悟の両親と写真撮ってもらったことがある。
北木島は昔、良質な花崗岩が採れたことから石材業で栄えていたらしいです。当時は日本最大級の石の産地で島の所々に採石場や石の加工場の跡地などが見られます。
北木島で加工された石は大阪城の石垣から、靖国神社の鳥居、日本橋、日本銀行本店、三越本店、中之島中央公会堂など名だたる日本の石積み建築に使われています。それ以外にも日本各地の建築で北木島の石が使われてるんだって。
昔の石切職人たちはめちゃめちゃ稼げていたらしいよ。そのかわり粉塵で肺がやられて短命だったとか。(buddy upのほこりで肺がやられた人)
最盛期は人口も沢山いて、この狭い島の中に4つも映画館があったらしい。
今は見る影もないくらい廃れてしまっているのですが、栄えていた頃に想いを馳せながら廃工場とか切り出された山々を見るとなんだかノスタルジーな気分になっていいですよね。
島の概要はここら辺にしといて、旅の思い出を書きます。
1日目
友人達と合流、前々から一緒に行こうぜって言ってて4人で行く予定だったのですが集合してみたらなんか人が多い…
お前ら彼女連れてきてるやんけ‼️
最初に言っといてくれや!
そんなんやったら俺もさーちゃん連れて来てたのに!
連れて来てたわ☺️(かわいい)
海よりも綺麗。さーきれ。
そんな感じで、笠岡駅近くの港からフェリーに乗ってどんぶらこどんぶらこ。
豊浦港に到着。そこから車を10分ほど走らせたところに今回の宿、天野屋旅館。
くわえタバコをしながら気の良さそうな大将が出迎えてくれる。
「兄ちゃん(自分)は、去年もおったね!」認知があって嬉しい。ヲタクなので。
宿に荷物を下ろしてそのまま、BBQの準備へ。
"動ける時に動け" この島の鉄則です。
疲れると動きたくなくなります。
おじさんになってくるとただ日が昇ってくるだけで体力を奪われるし、特にこう言う島においては(沖縄もしかり)大自然にパワーを吸い取られてる感じがします。
ということで宿の前のビーチにBBQ会場を設営。
もちろん僕は女とは話してはいけない(という制約を自分で勝手に課している)ので、BBQには参加せずに端っこの方で釣りをしていました。
飲酒しながら釣り(危ない)
防波堤の端っこギリギリで爆睡をかます友人(危ない)
ヲタクだったら突き落としてた。
浮き釣りをしていたのですが全然釣れなくて悪魔に魂を売る。
投げ釣りもしてキスとかも釣れたよ。
気がつけば16時、釣り欲が満たされたところで宿に戻る。夕食が19時30分〜なのでお風呂に入る。鏡を見たら顔と腕が真っ赤でビビる。日焼けした。日焼け止め塗ってたんだけどな。島の日光が許してくれなかった。
その後はカップルとカップルとそれ以外で部屋が分かれているのでそれぞれの部屋で思い思いの時間を過ごす。みんな爆睡してる。一般人は体力がないな。
19時30分、お待ちかねの夕食の時間。
これが食べたかった。王の晩餐やん。これの為に北木島に来たと行っても過言ではない。
あまりの豪華さに目を丸くする一般人の方々。
絶対食べきれんって思うくらい量がある。実際食べきれん。
俺はこれの為に敢えてお昼のBBQに参加しなかったのだ!ガハハ!
みんなでいただきます。
初手早々、お椀に白飯をよそってバクバク食べる一般人。馬鹿かお前ら、そんなに炭水化物を食べたら絶対途中でお腹いっぱいになるだろうが。遊びで食事してんじゃねぇんだぞ。これだから素人は。
そう、これは大将との闘いなのである。
僕は真剣に食事をしているので、絶対に残さないぞという気持ちで鯛の姿造りを一心不乱に食べる。新鮮な鯛の甘みと旨味、幸せすぎる。
他にも煮付けとか酢の物とか茶碗蒸しとか牛肉とか…美味しいものしかない。幸せ空間。
自分の目の前のものを処理し、ここに来て強敵が立ちはだかる。
タコの唐揚げ
妙にデカい上に弾力があって一生噛みきれん。
てかハサミでも全然切れん。美味しいのは美味しい、めちゃくちゃ美味しい。でも噛んでるうちに顎の体力が奪われるし満腹中枢が刺激されてタコ食ってるだけで苦しくなってくる。
みんながタコに苦戦しているうちに襖が開いて何かが運ばれてくる。
昼に釣ったアジの南蛮漬け
そういえばアジ釣ったんだったー!なんでこんなに大量に釣ってしまったんだ。でもいただいた大切な命、責任を持ってありがたく食べます。
敗北を感じ始めみんなが諦めムードの中、僕は飲み物を取りに1階へ降りる。
その時大将に会って「美味しいか?いっぱい食べや😄」と笑顔で言われ俺は涙を流した。なに諦めようとしてんだよ、、
一回うんこしてから宴会場に戻る。
俺は南蛮漬けを、鯛が大好きな友人は鯛の造りを頑張って食べきった。
勝った、俺たちは勝ったんだ。(ちなみにタコの唐揚げは冷蔵してもらってテイクアウトしました)(負けてんじゃねーか)
その後は花火をしました。
もちろん僕は女とは話してはいけないので傍観者に徹する。
月が綺麗(さーちゃん大好きだよの意)
街灯がないので夜空を見上げると満天の星空が。星の下の僕らの話。
花火が終わって宿に戻るとみんな泥のように寝た。推し武道見ようと思ってたけど瞼が重すぎた。布団気持ちええ…
2日目
朝食が7時30分なので7時15分くらいに起床。
つらい。全然疲労が抜けてない。もう朝かよ。
ていうか胃が痛い。
眠たい目をこすりながら朝食会場へ。
これにプラスご飯と味噌汁。ごきげんな朝食だ。
こういうのでいいんだよ。
しっかり完食し部屋に戻って今日の予定を話し合う。
荷物を整理して昨日のテントとかBBQの片付けを終わらせた。現在11時。
13時のフェリーに乗るのでそれまでの間に山を越えたところにある下浦海水浴場に行くことにした。
この島唯一の売店に寄ってアイスを買う。アイスコーナーから賞味期限がいつの物か分からないガリガリくんを購入。多分大丈夫でしょ!
山を登る。山を良く登る人なら分かると思いますが、蜘蛛の巣顔面トラップが所々にあるので先頭を歩く人はいい感じの木の棒を持ちながら蜘蛛の巣を破壊して歩くのがオススメです。
海が見えてきた。
海が綺麗。夏のシーズンだったら観光客がちらほら居るのですが、今の時期だとひとっこひとりいません。完全に貸切です。
ゆっくりごろ〜んとしてたら12時30分。
急がな13時のフェリーに間に合わんやん!
早歩きでまた山を越えて戻り大将に感謝と別れを告げて友人が車で爆走。
御堂筋で鍛えられたそのドライビングテクニックを披露し車幅の広いレクサスで島の細い道をどんどんすり抜けていく。
なんとかギリギリフェリーに間に合う。
あぁ楽しかったな〜となりながら笠岡港までどんぶらこ。
珍しく帰りたくないモードになってない。(疲労困憊で早く帰りたいモード)
笠岡港に到着した後は笠岡ラーメン食べた。
人が並んでたしめちゃ美味しかった。純粋な醤油ラーメンって久しぶりに食べたな。スープも完飲しました。
食べ終わった後はみんなで合流して精算。
宿に泊まってあんなに豪華な料理も食べさせてもらって、なんと一人当たり1万円強。さらにそこからワクチン3回接種かPCR陰性証明があれば40%オフになるので、もっと安かった。
バグ、バグすぎてバグズライフになった。
そして解散。自分だけ福岡なので新幹線に乗ってどんぶらこ。良いバカンスでした。
北木島、何も無いので(良い意味で)本当にゆっくりできます。デカい魚も釣れるし。このブログのテーマでもある現実逃避ともマッチしてる。みんなも現実に疲れた時は是非行ってみてください。大悟がテレビで話してたエピソードトークと照らし合わせながら、あーこの場所か〜みたいな感じで聖地巡礼するのも面白いよ。夏は暑すぎて死ぬので秋か春がオススメです。あと島なので虫とかゴキブリは普通に出ますがそこは我慢してください。(ここでバグズライフの伏線を回収)
岡山最高‼️